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# ビジネススキル

成功する人は「金曜の夕方」と「月曜の朝」にメールを送らない

小さな習慣が人間を変える
仕事がたまる、残業が減らない、遊ぶ時間がない……。「もっと時間があればいいのに!」と思っている人は多いだろう。超多忙の人気ブックライターで、著書『プロの時間術』を刊行したばかりの上阪徹氏は、時間を大切にする人は「金曜の夕方」と「月曜の朝」にメールを送らないものだと指摘する。一体、どうしてなのか? その真意を本人から語ってもらった。

成功者ほど時間を大切にする

成功者のみなさんが時間を大事にしている、というのは、おそらく自分の時間だけではないと私は感じています。関わる人たちの時間も大事にする。だから、自分の時間も大事にできるのです。

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人の時間を平気で奪うような人が、時間を大事にしている、などと言えるのかどうか。

逆にいえば、自分の時間を大事にしたいのであれば、人の時間にまで気を配れるような意識が求められてくるということです。

実際、起業に成功してたくさんのグループ会社を率いている、ある起業家のスケジュールを見せてもらったことがあります。もう20年くらい前です。「分刻み」という言葉がありますが、まさにその印象でした。秘書が作ったスケジュール表には、5分刻みでびっしりと予定が記されていたのです。

こういう人に5分だけでももらうということが、いかに大変か。また、その人にとっての5分というのが、いかに大切な時間であるか。そのときに改めて認識したのでした。私は1時間のインタビュー時間をもらっていましたので、それがいかにとんでもないことであるかも強く認識しました。

私がインタビューの冒頭で「今日は貴重なお時間をいただいて、ありがとうございます」と言うのは、このときの経験によります。そういう人たちから時間をもらっているのだ、という覚悟が私にも必要だと思ったのでした。

 

そして、周囲で関わる人たちも、その人の時間の大切さを知っているのだと思います。

だから、スケジュールが見事に回っていくのです。

相手にとっての時間を意識しているか。相手の時間を奪おうとしたりしていないか。相手の時間についての意識を知るのに、とてもわかりやすい方法がひとつあると私は思っています。相手からのメール、とりわけ仕事に関するメールが、どんなタイミングでやってくるか、ということです。

例えば、金曜の夕方というのは、週末を控えて多くの人にとって、とても慌ただしい時間帯になります。そこに、急ぎでもないのに何かを依頼するメールが送られてきたら、どうでしょうか。

実際、こういうことはよくあります。私も経験があります。どうしてこのタイミングで送ってくるのかなぁ、別に週明けのタイミングでもいいのになぁ、と思うわけです。相手がどんな状況にあるか、というところに想像力が働いていれば、こういうことはしないと思うのです。