パパ活で背負うリスク

一方、パパ活はより普通の男女が出会う。そして金を受け取りデートする。

そこには危ないことをしても失うものがない男女が混ざっているかもしれない。薬を盛られて財布を盗まれたり、性犯罪の被害に遭ったりするリスクは上がる。

なにせアプリやSNSの出会いだから、本名も地位も隠せる。いざ被害に遭った後も、泣き寝入りとなる可能性が高い。

そして、港区とパパ活では男性側の金銭感覚も異なる。港区でパーティの添え物として港区女子を呼び、数万円を渡す男性にとって、その金額ははした金かもしれない。

〔PHOTO〕iStock

だが、パパ活で普通の男性が出す数万円は大金だ。だからこそ、そこに下心を持つ割合は高まる。

「ここまで出したんだから、関係を持ってくれるだろう」と期待されても、仕方がないのだ。そこで相手が本気の恋心を抱いてしまったら……。

キャバクラでは、ボーイやオーナーが後ろに控えている。だからお客さんが本気になっても最後はお店に泣きついて、出禁にしてもらえるだろう。

だが、パパ活はいわば「フリーランスのキャバ嬢」。危ない顧客から守ってくれる人間は自分でSPを雇いでもしないかぎり、いないのだ。

忘れたころにやってくる追徴課税のワナ

ここまでは体のリスクを中心に書いてきたが、最後に「税金」のリスクも覚えておきたい。

通常のアルバイトであれば、所得税を企業が計算し、納税してくれる。だからちゃんとしたキャバクラでのアルバイトなら、納税を考えなくてもいい。

しかしパパ活は個人事業主と同じ。自分で確定申告し、所得税を納税しなければ忘れたころに利息もついた督促状が降ってくる。

「まさか、パパ活ごときで税務署が私なんかに……」とあなどることなかれ。あなたは現金で受け取っているかもしれないが、パパ側のお金は銀行口座から出ている。そこから税務署の調査が入り、「パパ活女子にあげた」となれば、受け取った女性も贈与税か所得税でしょっぴかれる。

概算だが、月に30万円、計5年間のパパ活なら所得税で492,500円+滞納分の利息となる。一括で払うにはしんどい金額となるだろう。