予定日2週間前の破水

そして今回、ひとりで挑む3度目の出産。
すでに予定日2週間前。
やっぱりひとりは怖いな~。

なんて考えているうちに自宅に到着。
10キロを身に着けた体はずっしりと重く、妊娠中だからか高齢だからかぐったりと疲れてしまい、帰宅早々ベッドに横にならせてもらいました。
しばらく寝ていると下半身に違和感があり、トイレに行こうと立ち上がると……

バシャバシャバシャ~~と大量の水で床がびしょびしょに濡れています!!
大変だ!!!破水だ!!!次男の時とは比べ物にならない量の破水です。
夫に、「破水破水破水したー!」と叫び、明らかに平常心を忘れ動揺する私。

「なんでママここにいっぱいおしっこしちゃったの?」といつも通りに話しかけてくる次男の言葉に、そうね、落ち着かなきゃ、落ち着け落ち着け、と自分に言い聞かせるものの、心臓の鼓動は早打ち、あたふたあたふた。
ついに、来る!その時が来る!!

病院へ電話したのち、陣痛タクシーに登録していたんですが、少しでも家族と一緒にいたかったので、息子達も連れ、夫に車で病院まで送ってもらいました。
病院の夜間通用口の前で降り、振り返ると車から手を振る息子達と夫。
ここからは、一人で“その時”を迎えます。

LDR室に通され着替えを済ませる頃には、心が決まり落ち着いて助産師さんからの質問や注意事項などに対応することができました。

破水した日の長男の絵日記。車から手を振る長男と1人病院に向かう私 写真提供/中村仁美

3度目にして初めて涙がこぼれた

そこからはあっという間。

麻酔を入れると痛みを全く感じないため、分娩台の上で息子達と電話をしたり、友人にメールなどしたりしてのんびり過ごしていたら、気が付くと子宮口9センチ!
助産師さんが慌てて出産準備に入る様子を見ながら、まずい、このままでは“ママスイッチ”が入らないまま生まれてしまう!!と。

すでにママではあるんですが、私の“生んだぞ!大仕事を終えたぞ!!”という達成感なく出産してしまうことに不安を感じてしまうほど、無痛分娩は想像以上に快適でした。
張りがきたら同時にいきむこと4~5回。
ニョロニョロと何かが股を通過したな、と感じた瞬間、今までお腹にいたはずの赤紫色に少し白みを帯びた三男が目に飛び込んできました。

ああ、無事に生まれた。

3度目にして、初めて涙がこぼれました。

実は過去2回、陣痛のあまりの痛さに、生まれた瞬間は感動よりその痛みから解放された安堵感が上回り、涙することはありませんでした。

でも今回はその瞬間をしっかりと味わうことができポロポロと涙が。

今この時が、待ちに待った“その時”なんだ……

結果、分娩時間は3時間を切るスピード出産。
夕方破水してから、日をまたぐことなく三男が無事に誕生しました。

必要以上のいきみがなかったせいか会陰裂傷も会陰切開の必要もなく無傷だったため、産後も体は快適。

ただノーメイクでいると高齢だからか相当疲弊して見えるようで、来る看護師さん来る看護師さんに「お母さん辛そうだから、少しミルク足しましょうか??」と心配されてしまいました。これから出産される同年代の方、簡単なメイク道具を持参することをお勧めします。