食のスペシャリスト&グルメに精通する識者で構成される「FRaU Foodies」が、今イチオシの料理やスイーツなどをお届けします。今月は、ホフディランの小宮山雄飛さんが登場! お酒好きの雄飛さんが今お気に入りの焼酎は、あの有名酒造のコアな人気を誇る一本でした。

独自の芋・酵母が生み出す
フルーティーな香り・味わい

「芋焼酎の霧島といえば、有名なのは『黒霧島』と『白霧島』、通称シロキリ・クロキリですが、実は白黒以外にも色々な種類が出されていて……」という雄飛さん。

霧島焼酎を販売する霧島酒造は宮崎県都城市にあり、2017年まで6年連続で焼酎メーカーの売上高で首位に輝いています。それを支える主力商品が、雄飛さんの言う「黒霧島」と「白霧島」。酒好きの間ではおなじみの銘柄でしょう。それ以外にも霧島シリーズがあると言うのです。

茜霧島(900mL)¥1175

「紫芋を使った『赤霧島』、日本酒造りに使われる黄麹と黒麹で造った『虎斑霧島』(黄色と黒だから虎の模様ということでしょう)、さらに黒だけでも『黒霧島EX』に『黒霧島MELT』などなど、実はいろいろと種類を出して展開しているのです。そんな中で、僕の最近のお気に入りが『茜霧島』です」

雄飛さんが推す「茜霧島」は、近年生産量が増え、人気急上昇中の銘柄。

「オレンジ芋を原料にしたフルーティーな味わいが特徴で、味はしっかり筋が通っているのにロックで呑んでもすごく呑みやすい。芋焼酎が苦手という人にもオススメです」

原料のオレンジ芋は「タマアカネ」といい、黒霧島・白霧島の主原料であるサツマイモ「黄金千貫」のDNAと、アメリカの高カロテン品種の芋をかけ合わせて完成させたもの。なんと開発期間に13年もかけたというから驚きです。

その香りを際立たせるために採用されたのが「芋の花酵母」。「花らんまん」という観賞用のサツマイモの花から採取した独自の酵母です。

酒母に蒸したサツマイモを混ぜる二次仕込み。

これらの素材にこだわって完成した茜霧島は、華やかな香りの余韻を残してくれます。それを堪能するには、雄飛さんが話していたロックに加え、霧島酒造は水割り、ストレートで飲むこともオススメしています。

本格焼酎に使われる天然地下水「霧島裂罅水(キリシマレッカスイ)」

霧島は限定品も含め10種類以上の銘柄を販売しています。だからこそ、雄飛さんは目下の夢に霧島全シリーズの飲み比べを掲げています。さらに雄飛さんはこう付け加えます。

「ちなみに、焼酎以外でも『KIRISHIMA BEER』というビールまで出ています。霧島全制覇の道はまだまだ長いです……」

KIRISHIMA BEER 左からピルスナー、ペールエール、アンバー、スタウト、日向夏(発泡酒) 各¥500

そう、焼酎に使われる天然地下水「霧島裂罅水(キリシマレッカスイ)」のやわらかさ、すっきりさを活かしたビールも作っているのです。スタウト(黒ビール)から当地名産の日向夏を使った発泡酒まで全5種類。焼酎を含めた雄飛さんの全制覇を応援しつつ、みなさんもぜひ飲み比べてみてください!

霧島酒造株式会社
☎0986-22-8066(お客様相談室)
公式通販サイト「霧島通販蔵」 https://www.kirishima-product.com/
※茜霧島は、数量限定品のため、霧島通販蔵での取り扱いがございません。

PROFILE

小宮山雄飛 Yuhi Komiyama
ミュージシャン。ホフディランのヴォーカル&キーボード。音楽活動の傍ら、日本初のレモンライス専門店「Lemon Rice TOKYO」を渋谷にオープン。また、自身2冊目となる居酒屋紹介本『今日もひとり酒場』(扶桑社)も好評発売中。

        
Illustration:YUGO. Composition:Seiki Ebisu