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「コパ・アメリカ参戦」が森保ジャパンにもたらした“産物”

未勝利でも得られたものは大きかった

日本に対する評価を変えた一戦

勝っていれば、本気のブラジルが待っていた。

決勝トーナメントで戦うブラジルがどんなものかを体験できるチャンスだっただけに残念でならない。とはいえ第3戦で戦ったエクアドルも勝てば上に進めるとあって必死だった。どちらが勝ってもおかしくなく、痛み分けは妥当な結果でもあった。

20年ぶりに招待国枠で参加したコパ・アメリカ。日本は東京五輪世代とクラブの許可を得ることができた一部の海外組をミックスしたメンバー構成で臨み、初戦のチリ戦に大敗を喫した。「この先どうなることやら」と思っただけに、よく持ち直したとも言える。

 

惨敗だけは避けたかった。ベストチームまたはそれに近い編成ができなかったことで、出場国から批判も巻き起こっていた。世界で最も古い大陸選手権に対し、リスペクトがないと受け止められても仕方がない。それを覆すにはピッチで示すしかなかった。引き分けたウルグアイとの一戦が、日本に対する評価を変えた。

三好康児の2ゴールで、強豪・ウルグアイと2-2で引き分けに/photo by gettyimages

もし3連敗していたらどうなっていたか。きっと今後、招待状が届かなかったに違いない。それだけはどうしても避けなければならなかった。この大会に参加することにどれだけの価値があったか、噛みしめることができたのだから。

あらためてコパ・アメリカの概要を説明したい。

CONMEBOL(南米サッカー連盟)が主宰する大陸選手権は1993年大会以降、ブラジル、アルゼンチンなど加盟する10ヵ国にプラス招待国2ヵ国で争う現行方式が続いている(前回の2016年、100周年記念大会はCONCACAF=北中米カリブ海サッカー連盟6ヵ国も参加して16ヵ国と拡大)。これまでメキシコ、アメリカが招待国の中心だったものの、今回は日本とカタールに招待状が届いた。大会をワールドカップの中間期に合わせる調整で来年も開催されるが、ここもカタール、オーストラリアのAFC(アジアサッカー連盟)勢が引き続き参戦することが決まっている。

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