7月 2日 物理学者のW・H・ブラッグが生まれる(1862年)

科学 今日はこんな日

地球のみなさん、こんにちは。毎度おなじみ、ブルーバックスのシンボルキャラクターです。今日も "サイエンス365days" のコーナーをお届けします。

"サイエンス365days" は、あの科学者が生まれた、あの現象が発見された、など科学に関する歴史的な出来事を紹介するコーナーです。

X線の回折・反射についての「ブラッグの法則」で知られる物理学者ヘンリー・ブラッグ(William Henry Bragg、1862-1942)が、この日、イギリスに生まれました。

  ヘンリー・ブラッグ photo by gettyimages

ブラッグの法則とは、結晶面の間隔(d)、結晶面とX線が成す角度(θ)、X線の波長(λ)、の間に、

2dsinθ=nλ

という関係(ブラッグの式)がある場合に、X線は反射(回折)するというものです。

ブラッグの式はX線による結晶構造解析の基本となるものであり、この技術はのちに、ジェームズ・ワトソンとフランシス・クリックによるDNA構造の解明にも用いられることになります。

なお「ブラッグの法則」は、ヘンリー・ブラッグとその息子の、ローレンス・ブラッグによって発見されたもので、2人は共同でノーベル賞を受賞しています。このとき、息子のローレンスはまだ25歳であり、物理学部門では現在までのところ最年少のノーベル賞受賞者です。