【借金2.0】多重債務ラッパー集団が語る、若者のリアルな貧困

己を信じろ。借金を恐れるな
現代ビジネス編集部

借金で人間関係は壊れない

L:俺たちはたとえば欲しい服があっても新品じゃ買わないんですよ。というか、買えない(笑)。メルカリを見たり、古着屋さんに行ったりして欲しい服を探す。

Y:買えるなら、新品欲しいけどね(笑)

P:ZOZOTOWNの「ツケ払い」(通販商品の支払いを購入後から最長2ヵ月遅らせて後払いできるサービス)なんかも有効に活用する。

Young Sex
Young Sex:1995年生まれ、東京都出身。借金の理由は、女遊びなど交際費

M:だから上の世代より、はるかに安く、お得に物を買う方法を知っている。手元にお金がない中でどうやって生活できるかを考えていると、自然と身に付くんです。

L:家もそう。最初に「初期費用50万円を口座に振り込んでください」とか言われても払えないから、敷金・礼金ゼロの家を探すのは基本。

Y:カード決済、それもリボ払いで対応している賃貸も増えてきているのよね。そうじゃないと、若者が東京で家を借りるのは難しい。

P:それでもお金に困った時は、カード会社や消費者金融はもちろんだけど、やっぱり周囲の人たちから借金することも多い。

 

L:みんな子供の頃に、親に「人から金は借りるな」って厳しく言われていたはずだけど、日常的に起こるよね。

P:なんというか、昔よりもお金の貸し借りの感覚が緩くなったんじゃない。働いて稼げる金じゃ、生活を維持できなくなっているから。

Y:でも、借金のせいで人間関係がこじれることは絶対にない。俺の場合は、大きい額を自分に貸している人たちが数人いるけど、みんな「音楽への投資だから」くらいの感覚でいてくれる。それに、周りはお互いに借りるし、返すんですよ。一方的な借金はしない。そういう関係を構築できないなら、そもそも貸してくれないから。

M:借りて返す時は、ちょっと色を付けたり、「一緒に飯食べに行こうや」って感じで奢ったり。そういう感じで関係を継続する。

L:金を貸してくれる若者が増えているのかもしれない。例えば、実家暮らしで全然金を使わないやつ。やりたいことがない、欲しいものもない、使うとすれば付き合いで酒を飲みに行く。そういう欲がないタイプって今、結構多いからね。

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