【借金2.0】多重債務ラッパー集団が語る、若者のリアルな貧困

己を信じろ。借金を恐れるな
現代ビジネス編集部

Young Sex(以下、Y):お互いがどれくらいの金額の借金をしているかは知らないけど、全員の総額がだいたい高級外車1台が買えるくらいだと思います。で、みんな日々の生活のため、クレジットカードの「リボ払い」を愛用してた。

Pizza love(以下、P):なので共通点だったリボ払いで「やるしかねえ!」みたいになって、『リボで買う。』の曲作りを始めました。まず「あれもリボで買う これもリボで買う 俺がリボで買う これはいつ終わる」「リボ リボ リボ リボ リボ リボ リボ リボ」というフック(ラップにおけるサビの部分)がすぐに生まれて。

左からPizza love、Young Sex、M.A.G、LB-RUG

M:後は、それぞれ自由に自分の実体験を思い出しながらリリック(歌詞)を考えました。だから、レコーディング当日までは、お互いにどんなリリックか知らなかったんですよ。

L:ただ、自分たちのリアルな懐事情をリアルに書いているだけ。例えば「君にあげた gucciのリボがまだ 愛と一緒に残ってるんだ まだまだ」にあるリボ払いは、先日ようやく払い終わりましたよ。あげた彼女とはもう別れましたけど……。

 

Y:それにしても『リボで買う。』は、そもそも「リボ」って言葉を知らない子たちまで聴いてくれている気がする。

L:先日、イベントをやらせていただいたんですけど、お客さんがほぼ未成年でした。そもそも2018年9月に『リボで買う。』をリリースした当初も、「『リボ』ってなんですか」という質問も多かった。

M:「多重債務」って言葉も知らないお客さんもいる。それでも聴いてくれるのには驚いた。

P:ただ、こうやって売れてくるのは嬉しい反面、いろんな場所に足を運んで顔を出す機会も増えてきて。交通費やら、交際費やら……。

L:昔より収入は増えてる。増えてるんだけど、たとえばアルバムを作るのに気合が入りすぎて6曲入れると、その分すごい金額がかかって、結局そのお金が収入だけではペイできてない感じかな。

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