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大ピンチの野村HD、ここへきて「株価上昇」している意外すぎるワケ

今週の「AI株価予報」で読む

野村HDが株主総会前に「奇策」

大阪で開催されるG20サミットを前に、世界中の株式市場にはどこか楽観的なムードが広がっている。

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ここのところの最大懸念材料であった米中貿易戦争に沈静化の動きが見られるうえ、主要先進各国が景気対策でさらなる金融・財政政策に踏み切るとの観測が高まり、株式市場では買い戻しに動く投資家が続出している。そうした機運を反映してか、先週の米ダウ平均は一時過去最高を上回り、日経平均株価もまた約一ヵ月ぶりの高値を更新した。

そんな日本株市場にあって、ズバリ的中率80%を超える『Phantom株価予報AIエンジン』(財産ネット社開発・運営、詳細はhttps://phantom-ai.com/)が導き出した「今週の注目銘柄」を紹介しよう。

まず、今週の『Phantom株価予報AIエンジン』がピックアップした大本命銘柄は野村ホールディングス (8604)である。野村HDといえば、情報漏洩問題で金融庁から業務改善命令を受けたばかりだが、じつはここへきてなぜか株価上昇していることをご存じだろうか。

 

国内証券最大手のガリバー・野村證券を抱える野村HDは、いま過去最大のピンチに直面しているといっても過言ではない。今年に入って発表した決算で1000億円規模の大幅赤字に転落したかと思ったら、次には東京証券取引所の市場再編をめぐる未公開情報を顧客に漏らしたことが発覚し、信用失墜が止まらない事態に見舞われているのだ。

「直近では野村HDが6月24日に開催する株主総会をめぐって、投資家サイドから人事案に『ノー』を突き付けられたばかりです。もともと野村側は取締役会長の古賀信行氏を指名・報酬委員会の両委員長とする予定だったが、米議決権行使会社が古賀氏の人事をめぐって反対を表明。野村サイドは株主総会で反対票が積み上がる事態を懸念し、古賀氏を指名・報酬委員長とする人事の変更に追い込まれたのです」(アナリスト)

野村HDでは業務改善命令を受けて以来、顧客離れも懸念されている。日本郵政株の第三次売り出しではさっそく主幹事から漏れるなど、ガリバー野村の「主幹事外し」が出始めている。

そんな逆風真っただ中の野村HDだが、24日の株式総会を前にある奇策を断行。その意外すぎる一手に、マーケットは騒然となっている。