# 貯金

37歳女性看護師、年収600万円でもなぜか「幸せ」になれないワケ

ナイチンゲール症候群の悲劇
高山 一恵 プロフィール

彼に貢いだのがバカだった

この見える化の作業は、一見、単純な作業に見えますが、実はとても有効です。一時期レコーディング・ダイエットが話題になりましたが、ダイエットと同じで、日々の支出を見える化することで、お金を使う抑制効果が働き、結果、無駄遣いを減らすことができるのです。

K子さんは、今まで悩みながらもきちんと現実と向き合うことができませんでしたが、今回、支出の状況を明らかにしたことで、憑き物が落ち、我にかえったようでした。

「一生懸命働いて得たお金の多くを彼に貢いでしまってバカでした。ストレスの多い職場なので、心のバランスを崩してしまっていたのかもしれません。気持ちを入れ替えます」と、相談に来た時とは別人のようでした。

 

その後、K子さんに、有効な家計管理の方法や貯蓄方法などを伝え、K子さんは、きちんと実践しました。彼に物を買ってあげることもぐっと減らし、尽くすのをやめていきました。結果、彼はK子さんの元を去っていってしまいましたが、貯蓄はきちんとできるようになりました。

既に家計簿をつけたり、家計管理をしっかりやっていたりする方はおわかりになると思いますが、支出を記録したり、分析したりすることは、それなりに気力と体力がいります。つまり、心身ともに健全の状態じゃないと、お金を管理し続けることは難しいのです。

日常の生活態度とお金の使い方は密接につながっています。生活がだらしなくなれば、お金の使い方もだらしなくなり、生活を正すと、お金の使い方も適正になるのです。K子さんも彼に尽くすのをやめ、生活を正した結果、お金を貯められるようになりました。

「正直、彼がいなくなってしまったのは寂しいけれど、今度は、心身ともに自立している素敵な彼ができるようにがんばります!」と、次の目標に向けて歩きだしているK子さん。今度お会いする時には、ハッピーなK子さんにお会いすることができそうです。