6月 28日 福井地震が発生(1948年)

科学 今日はこんな日

地球のみなさん、こんにちは。毎度おなじみ、ブルーバックスのシンボルキャラクターです。今日も "サイエンス365days" のコーナーをお届けします。

"サイエンス365days" は、あの科学者が生まれた、あの現象が発見された、など科学に関する歴史的な出来事を紹介するコーナーです。

1948年のこの日、16時13分に戦後復興の途上にあった福井市を地震が襲いました。いわゆる福井地震(福井大地震とも)です。

震源地は、福井県坂井郡丸岡町(現坂井市丸岡町)付近で、地震の規模はマグニチュード7.1、震源の深さはごく浅いものでした。死者3728人、負傷者21750人、家屋全壊35382棟、家屋の焼失3851棟にのぼる、非常に大きな被害を出しました。これは近年の関東大震災や阪神・淡路大震災、東日本大震災とならぶものです。

それまで、震度は6段階でしたが、あまりの被害の大きさにその上の段階である「震度7(当時はVII)」を設けるきかっけになった地震と言われており、本震災による被害の大きさを物語っています。

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  福井市の被害。火災も発生し、戦後復興を妨げた photo by gettyimages

福井地震は、陸域の比較的浅い断層の活動で起こったものでした。福井平野の東部から日本海沿岸にかけて分布する福井平野東縁断層帯のうち、福井県坂井市(旧坂井郡三国町)日本海沖合から、あわら市、坂井市(旧坂井郡坂井町、丸岡町)を経て福井市にかけて延びている福井平野東縁断層帯のうち、西側部分(福井平野東縁断層帯西部)が震源主断層とされています。

被災地の1つである福井県坂井市(旧丸岡町)にある丸岡城の天守閣は、廃藩置県による廃城をくぐりぬけて生き残った貴重な建物でしたが、この地震で倒壊してしまいました。現在みられる天守閣は、倒壊した部材を利用して、再度組み上げたものだそうです。見事な修復による天守は、日本の名城100選にも選ばれ、ブルーバックス『城の科学』でも紹介されています。

【写真】
  現在の丸岡城天守

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