6月29日 日本初の2段ロケット発射実験(1955年)

科学 今日はこんな日

地球のみなさん、こんにちは。毎度おなじみ、ブルーバックスのシンボルキャラクターです。今日も "サイエンス365days" のコーナーをお届けします。

"サイエンス365days" は、あの科学者が生まれた、あの現象が発見された、など科学に関する歴史的な出来事を紹介するコーナーです。

この日、東京大学技術生産研究所の航空工学者・糸川英夫(いとかわ ひでお、1912-1999)らが、日本初となる2段ロケットの発射実験に成功しました。

糸川らが全長23センチメートルの超小型「ペンシルロケット」の発射実験に初めて成功したのは、このわずか2ヵ月前のことだったということですから、日本のロケット技術がまさに日進月歩で発展していたことがうかがわれます。

この実験が、ベビーロケット、カッパーロケット、ラムダロケット、ミューロケットなどを経て、現在のH-IIAロケットまで繋がっていくことになります。

なお、小惑星探査機「はやぶさ」が着陸した小惑星「イトカワ」の名前は、この実験を主導した糸川の名前にちなんだものです。

  ペンシルロケットからはじまった日本のロケット技術(写真は、1980年代から90年初頭にかけて活躍した、H-I型ロケットのエンジン部分) photo by gettyimages

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