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高級食パン・大行列20店を食べ比べてわかった「本当においしい店」

高いお金を払っても食べたい逸品は…

たかが食パンに1000円近くも払うなんてと思うかもしれない。だが、人気の高級食パンを食べ比べると、「この値段を払っても食べたい」と思えるものが見つかった。個性豊かな名品を紹介しよう。

開店1時間半前から行列

「朝8時半から並んで、開店10時に焼き上がる分を買うことができました。早起きして1時間半、並んだかいがありました」

そう話すのは、銀座の有名食パン店「セントル ザ・ベーカリー」から出てきた20代の女性だ。

銀座、世田谷を中心に、一本800円以上する高級食パンが飛ぶように売れ、空前の食パンブームが巻き起こっている。

ブームを牽引するのは、前述の「セントル ザ・ベーカリー」。バゲットが人気な渋谷の有名パン屋「ヴィロン」の食パン専門店として、'13年に開業した。オープンから6年経ったいまでも、平日でさえ、開店1時間半前から行列ができている。

 

ブームのもう一つの発端は、大阪府に総本店を構える食パン専門店の「乃が美」だ。

同じく'13年、耳まで柔らかく、「生」で食べてもおいしいという、常識を覆す食パンを売り出すと、瞬く間に口コミで広がり行列の絶えない人気店へと急成長した。

いまでは全国に134店舗を展開し、日本全国で一日に5万5000本以上売れている。予約1ヵ月待ちの店舗があるほど、入手困難な逸品となっている。

この2つの火付け役によって、いま全国各地で「高級食パン」を売りに暖簾を掲げる店が急増している。まさに食パン戦国時代を迎えているが、果たして本当においしいお店はどこなのだろうか。

そこで今回、食パン事情に詳しい専門家3人とパン党の本誌記者の4人で、東京の有名高級食パン20種の食べ比べを行った。それぞれに点数をつけて、ランキングにしたのが4ページ目からの一覧表だ。