本物の大金持ちがタワマンに住まない「これだけの理由」

総工費10億円の豪邸、こだわりと愛情
週刊現代 プロフィール

3億円の土地を即決

高級住宅街の代表格である南麻布。有栖川宮記念公園の周辺には、清水建設の創業家当主・満昭氏の邸宅やイラン大使公邸など、財界人や要人の邸宅が建ち並んでいる。

都心でも特別な雰囲気が漂うエリアに、長年憧れ続ける人は多い。

 

サラリーマンから独立し、コンサルタントとして活躍する佐藤良太さん(仮名・51歳)は8年ほど前、70坪ほどの土地に念願の「南麻布ハウス」を建てた。

「憧れのマイホームですからね、そうとうこだわりました。夫婦そろってサウナが好きなので、サウナを特注で作ってもらったり、子どもがバスケットボールを始めたときには、屋上を丸々改装してバスケットコートを作ってみたりしました。

地代だけで3億円くらい、上物もいろいろ手を掛けたので2億円近くかかったと思います。でも、こういうことができるのは大きいマイホームがあるから。

『タワマンのほうが便利でカッコいい』と言う人は私の知り合いにもいますけど、自分の思いどおりに増改築できないですからね。やっぱり家を持つなら、一軒家のほうがいいです。

南麻布というと『大人の街』のイメージが私にもあって家を建てましたが、意外と子育てにぴったりな街なんです。大使館が多くセキュリティがしっかりしていて、交通の便もよいですから」

Photo by iStock

地代と建物あわせて5億円はかかっている佐藤さんの大邸宅。普通のサラリーマンにはとうてい払える金額ではないが、佐藤さんは土地購入を「即決」したという。

「それまでは麻布界隈を賃貸で転々としていたんですけど、ずっと南麻布の土地を探していたんです。このあたりはめったに売りに出ることがないので、少しでもまとまった更地が出ると、不動産業者に情報が出る前に買い手が決まってしまう。

もう一生賃貸暮らしでもいいかな、と諦めた矢先に、『一件、売りが出ました』と業者から連絡があったんです。それでこの場所を観に来た瞬間、『買います!』と即決してしまいました。

ちょうどリーマンショックの後で、地価が下がっていたんです。今このあたりは一坪800万円くらいまで上がりましたが、当時は500万円しなかった。角地ですし、二度とないチャンスだと思って腹をくくりました」

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