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成功者3000人に学んだ「時間の哲学」
上阪 徹 プロフィール

成功者ほど時間を大事にする

それこそ上場会社の社長にインタビューするときは、撮影の合間に軽くちょこちょこっとよく聞く質問があります。

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「どうやったら、社長になれますか」

直球の質問ですが、実にほとんどの社長が似たような答えを返します。それは、こういう返答です。

「社長になりたい、と思っていないこと」

社長になりたい人は、社長になることがゴール。そんな人を社長にしたら、会社はそこで止まってしまいます。そうではなくて、社長になって何をしたいか、会社をどうしたいか、がある人。そういう人をこそ、社長にしないといけない、と。

そして、そんな成功者の共通項に、間違いなくひとつあるのが時間の使い方のうまさです。

まず、振り返ってみて思うのは、「時間がない」という言葉をインタビューで聞いた記憶がないということです。むしろ逆で、みなさん猛烈に忙しいのに、しっかり勉強の時間を設けていたりする。

 

さらに、新しいことを積極的にやろうとしていたりする。今だけでも大変なはずなのに、そこにまた新しいことを加えていく。仕事でも、趣味でも。

ある経営者に言われたのは、「時間は作るものだ」という言葉でした。実際、そうなのだと思います。どんなに忙しくても時間は作ることができる。実際にそうやって、おそらく誰よりも忙しいであろう人たちが、時間を作っている。勉強や新しい取り組みをむしろどんどん推し進めているのです。

ここで理解をしておくべきは、それだけ時間というものをシビアに捉えているということだと思っています。時間を大事にしている。もっといえば、時間を大事にする人と付き合っている。

私はインタビューの冒頭で必ず繰り出す言葉があります。

「今日は貴重なお時間をいただいて、ありがとうございます」

この貴重さをちゃんとわかっています、というスタンスで取材するか、そうでないか。

相手の印象はまるで変わると私は思っています。もちろん、取材中は一秒たりとも無駄にすることのないよう、次々に質問を繰り出していくことは、言うまでもありません。