Photo by iStock
# ファイナンシャルリテラシー

子どもが将来、お金持ちになるか貧乏になるかは6歳までに決まる!

「お金は良いもの」と刷り込みなさい
「学校の成績より、お金の知識(ファイナンシャルリテラシー)のほうが大切だ」。こう言い切るのは、10億円超の資産を持つ個人投資家で、著書『お金の教育がすべて。』があるミアン・サミ氏だ。4人の子の父でもある彼は、わが子を将来、お金に困らない大人にするには、「6歳までの育て方」が重要であると説く。では、どんなことに注意すればよいのか? 脳科学をベースにした独自の理論をまじえて語ってもらった。

6歳までは脳が全開放状態

人間は6歳までは、脳が全開放状態にあります。

Photo by iStock

人間は動物の中でもかなりひ弱な状態で生まれてきますので、とにかく生きのびるために脳を全録音状態にして、危険情報を察知したり、生きるための知恵を取り込もうとします。

この全開放状態の時に、見聞きしたことが、子どもの信念に大きく関与します。つまりは、お金に対する信念も、6歳までにおかれた環境による影響でほぼ決まってしまうのです。

 

赤ちゃんは生まれたばかりのとき、「お金」という概念を持っていません。

この脳が全開放の状態の時に、両親がお金についての会話をするとします。

「無駄遣いしないでって言ったでしょ!」

「来月の生活費、ちゃんと入れてよ!」

こんなお金に対する会話は赤ちゃんの脳に記録され、「お金」は良いものであるとか、悪いものといった信念を形成していくことになります。

言葉だけではなく、その場の空気からも赤ちゃんは情報を記録していきます。

家のローンの返済に苦しんでいる家庭では、支払いの日が近づくたびに母親が不機嫌になったり、父親が嘆いたりします。そんな暗い雰囲気の家庭で育った子どもの脳には、「借金は人を不幸にさせる悪いもの」という情報が録音されます。

そして、6歳までに録音されたテープが、ずっと頭の中に回り続けていきます。