Amazon「ジェフ・ベゾス」が今も自分のメアドを公開する深いワケ

シンプルな仕組みだから続けられる
許 成準 プロフィール

さきほど「5分食事」と書いたが、マスクは実際に昼食は5分で済ませるのが普通だ。

会議中にテーブルで済ませてしまう場合もある。仕事中毒者の彼は「食事をせずに栄養を摂取できる方法が欲しい」と発言したこともある。

 

だから、マスクのすべての生活習慣は時間の節約に最適化している。彼は普段、オフィスで携帯電話を使わない。代わりにパソコンでメールを使う。電話がかかってくると仕事を中止して即刻対応しなければならないが、メールは自分の都合が良い時間帯に、一気に処理することができるからだ。

それに、内容のない話で時間を浪費する危険がある電話より、メールならすべての内容をひと目で把握することができる。

さて、1日を短い単位に分けて、スケジュールを管理する習慣について述べたが、これはあらゆる読者にも活用できる習慣である。マスクとまったく同じ方法を使う必要はない。

たとえば、『1日ごとに差が開く天才たちのライフハック』の担当編集者は、「ポモドーロ・テクニック」と呼ばれる時間管理術を使って、本書を制作したらしい。

これは、細かいルールを省けば「25分間仕事をし、5分間休憩をひたすら繰り返す」というシンプルなもので、集中力が続きにくい人でも、仕事が能率が上がるテクニックとして密かな人気を集めている。

なかなか調子が上がらなかったり、意欲が湧かないときでも、「25分くらいならやってみるか」と思えるものだ。

そして「25分間仕事・5分間休憩」のサイクルを繰り返していると、どんな仕事に何回のポモドーロを当てはめれば良いかが感覚的にわかってきて、効率よく仕事がこなせるようにもなるという。

マスクはあまりにも忙しくて、5分をひとつの単位としてスケジュールを区切っているが、仕事に集中するためのテクニックとしても、一定の時間をひとつの単位とする手法は有効なのである。