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ローリスクで株式投資を始めるなら「配当利回り4~5%」の企業が狙い目

「インカムゲイン」でお金を増やす
超低金利のいま、銀行に預けているだけではお金は増えないことは、多くの人がご存じだろう。とはいえ、リスクを負うのは抵抗がある……。そんな人はどうすればよいか? ファイナンシャルプランナーで、著書『リスクが嫌いな人のお金の教科書』がある横山利香氏は、株式投資をするなら「配当利回りの高い有名企業」を買うことを勧める。リスクを最大限、抑えることができるこの投資スタイルについて、具体的な推奨銘柄もふくめて教えてもらった。

値上がり狙いはリスクが高い

株式投資でキャピタルゲインを狙うというのは、値上がり益を得るということです。値上がり益を得るには、株価が安い時に買って、高い時に売るという売買タイミングがとても重要です。

しかし、それは簡単なことではありません。プロの投資家や専門家でもタイミングがすべてわかっているものではなく、まして初心者や素人が簡単に儲かるような甘いものではないのは事実です。

リスクを抑えて、かつ初心者でも儲けられる可能性があるのは、インカムゲイン狙いのほうです。

とはいえ、REITの分配金は、賃貸収入などが安定していることもあって、安定した分配金の受け取りが期待できますが、一方、株式における配当金は、企業業績の影響により変動しやすいという面もあります。

企業はその時の業績に応じて配当金を株主に分配するわけですから、業績の好調が持続的に推移しなければ、将来にわたって現在の水準の配当金を受け取れるとは限らないことになります。

 

たとえば、東京電力ホールディングス(9501)は現在、2011年に発生した東北地方太平洋沖地震、いわゆる東日本大震災によって原発事故が発生し、その影響によって配当を行っていません。いわゆる無配です。

しかし、事故が発生する前は、日本の株式市場が低迷していても配当利回りは2%台を推移することが多く、安定して配当を出す高配当株のひとつだったのです。

不測の事態が発生したり、景気が悪化して企業業績が低迷したりすれば、どんなに優良な高配当株でも無配に転じることがあるわけです。

幸いにも証券市場に上場している企業は約4000社にものぼります。もしインカムゲインを狙って安定した不労収入の確保をめざすなら、数多くある企業の中から、配当金をたくさん出してくれて、なおかつ好業績が持続している企業を投資先に選ばなければなりません。

そして、安定した配当を継続することができるのか、企業業績の動向を注意深く見守る必要があるでしょう。