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鈴愛、玲真など…令和の子供たち「名づけ」最新トレンドはこれだ!

さりげなく令を入れる

名前の流行はこうして生まれる

「令和」の世を迎えて、もうすぐふた月が経とうとしている。新時代を担う新たな命が生まれては、日本の明るい未来を願わずにはいられない。さて、時代の世相を表すといわれているのが、子供の名づけである。令和の名づけはどうなるのだろうか。

名づけの流行は、名づける人たちの環境が大きく影響する。その環境には大きく二つある。一つは、トラの年に「虎太郎」の名が増えるとか、新垣結衣さんが活躍した影響で「結衣」が増える、というふうに、特定のことがらと線で結べる流行である。これは名づける親たちも意識しているのでわかりやすい。

もう一つは、名づける親に意識がないまま、社会の中に波として生まれる流行だ。そこには社会全体または一部に生じている、欠乏感や不安感が現れる。たとえば織田信長、武田信玄、上杉謙信など、「信」の字が好まれた戦国時代は、謀略がうずまき、うかつに人を信用できない時代だった。

 

元号ブームは過去にもあった

年号の文字が名づけに影響することは、明治安田生命発表のデータにもはっきり出ている。大正時代には正雄正一正子などの名がベストテンに多く入っている。昭和になると、昭一昭二昭子などの名が増えてくる。和夫もかなりつけられたが、和子にいたっては、昭和の前半には毎年のようにベストテン入りし、しかもトップの座を23回もしめ、日本の女性名の代表にまでなった。

平成はどうか? じつは「平」はもともと男の子の名によく使われていた人気の字で、平成になってから飛躍的に増えたわけではない。成の字も、平成元年だけは成美(なるみ)という名がベストテン入りしたが、その前も後も、名前にはそれほど多く使われていない。つまり平成の年号は名づけにとくに大きな影響はなかった。