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20代前半男女が語る、実録「マッチングアプリで恋人ができました」

若者の「出会い」はどう変わったか?

空前の晩婚化・非婚化が進む日本。2015年の国勢調査によると、生涯未婚率(50歳時点で結婚したことのない人の割合)は男性で23.4%、女性で14.1%と過去最高を記録した。

離婚率も高まる一方で、3組に1組の夫婦が離婚。さらに2018年の出生数は過去最低に……つまり、結婚という太古からのシステムが制度疲労を起こしているのだ。

今回はそんな状況を踏まえて、これから「結婚」がどういう意味を持つのか、どういう位置づけになっていくかを考えるために、20歳前後の若者8人に「結婚観」「出会い」について語り合ってもらった。

(構成:稲田豊史)

 

合コンが消え、インターンが出会いの場に

原田 まずは出会いから。今の若者はどうやって「出会う」のかな。1977年生まれの僕の学生時代だと、サークル、ゼミ、バイト先、友達の紹介、合コン(笑)などがありました。

昔と違って、今の大学生の間では「合コン」は大幅に減っていて、平成の残党のような超肉食男子と超肉食女子の間でしか行われないようになっているようだけど、もっと今っぽい出会いってあるのかしら?

A太(慶応大)ゼミと、あとはインターンですね。飲み会中に「そういえば△△社のインターンで知り合った子、呼んでいい?」とか言って、LINEとかで呼び出したりしますよ。

B美(早稲田大)インスタグラムのストーリー(24時間で消える投稿)で「今ヒマな人〜」って呼びかけて、それにリプした友達を呼んだりすることもよくありますね。

原田 今の若者たちはかつての合コンのような「事前にセッティングされた出会い」は嫌いになっていて、SNSを利用して「急で自然な出会い」を演出するようになっているわけだ。まあ、でも、結局は同じことをしているように僕には感じられるけど、きっと君らの中では大きな違いがあるんだろうねえ。

C乃(東洋大)私、今の彼氏とはインターンで知り合いました。同じ班になった人たちでLINEのグループを作ったんです。

原田 またインターン!そもそもなんでインターン生でグループを作ったの?

C乃 私は当時2年生だったので、就活のアドバイスしてくれる3年の先輩が欲しいなと思って。もちろん、グループを作った時点では恋心はありませんでした。

原田 あくまで恋愛目的ではなく、実利目的だったと(笑)。

C乃 そのうちのひとりと、1週間後に別の会社のインターンで偶然再会したんです。エレベーターで「お久しぶりですね」って。その後LINEの個別やり取りがしばらくあってから、「ご飯行こっか」となりました。

集まってくれた若者の皆さん

A太 そういう流れはありますね。インターンのグループ作業中に、どうしても必要でLINEグループを作ることも多いし。それだと後日、連絡を取りやすい。

D子(青山学院大)同じようにして、就活イベントで知り合うこともありますね。