山口百恵さんが、40年ぶりの「写真集」に込めた家族への愛情

本の表紙を初公開
高堀 冬彦 プロフィール

手仕事の楽しさに目覚め

「(紹介されている)作品点数は、約70点余り。出来立てほやほやの新作3点も含みます。キルト以外にも秘蔵のビーズ織りの作品が数点掲載されています」(日本ヴォーグ社)

掲載されている作品の多くは家族3人のために作られたものだという。家族とは、三浦友和さん、長男でシンガーソングライターの三浦祐太朗さん(35)、次男で俳優の三浦貴大さん(33)の3人。それぞれの掲載作品には作った際の百恵さんの思いも書き添えられるというから、家族に寄せる心情を窺い知ることもできるはずだ。

 

百恵さんがキルト作りを始めたのは38年前のことだ。

「誰かを思って、針仕事、手仕事をすること、あるいは、手仕事を通じて自己表現をするということが、とても幸せなことであり、人生を豊かにするということを、心から実感していらっしゃる」(同社)

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師匠とのご縁

キルト作りの師匠は鷲沢玲子さんで、斯界の権威だ。鷲沢さんが、クラフトや手芸の専門出版社である日本ヴォーグ社と関係が深かったことから、百恵さんと同社の付き合いも始まった。

「三浦(百恵)さんも、キルトの作品集を出すならば、師匠である鷲沢先生の著作を何冊も出している弊社でと考えてくださったのだと思います。また、鷲沢先生の本を何冊も手掛けてきた弊社の担当者に編集を任せたいと思われたのでしょう」(同社)

ちなみに「時間の花束」というタイトルを付けたのも百恵さん自身である。百恵さんは1ページ分のあとがきも書いている。その一部はこうだ。

「今、暮らしの中に手仕事の時間があることをとても幸せに思っています」