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「4世代家族」と「5つ子」から見えた、若い母親が直面する現実

多様な婚姻関係は日本の未来を導くか

「女系」でつながった4世代家族

先日、テレビをつけると「4世代対抗リレー第二弾」と銘打ったバラエティ番組が放送されていた。

「4世代」とは子、母、祖母、曽祖母。登場した5組のうちひと組は高祖母まで揃った「5世代」で、いずれも「女系」でつながった家族である。

番組は家族単位で個々のメンバーが出産に至った経緯や婚姻歴等を紹介したのち、最後にファミリー対抗でリレーをするといった内容だったが、進行役を務める出演者が「リレーはもうどうでもよい」と言うように、番組が一番盛り上がった「山場」はそれぞれの家族史を可視化する「家系図」のシーンだった。

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アメーバ状の家系図が示すもの

この少子化時代にもかかわらず、「(女系)4世代家族」が示したのは縦だけでなく横へもアメーバ状に広がりを見せている「家系図」だ。それはとりもなおさず、女性たちが離婚・再婚を繰り返しているからこそ。

 

日本の法的婚姻の4分の1が「再婚がらみ」と言うことは、現在でもこのタイプの家系図は決して例外ではないとも言えるだろうし、実は戦後の一時期を除けば、「妻も夫も複婚して、異母兄弟異父兄妹が存在する」という「家系図」は定番だったのだろう。

しかし「夫婦と未婚の子」と言う現在の戸籍編成のイメージも重なり、戦後の昭和、平成、令和の「家系図」は親世代から子世代へ下へ下へと二筋か三筋、きょうだい人数分だけが伸びていくイメージとなっていて、よもや一世代でこれだけ横に広がることが可能だとは思っていない。その意味でも、衝撃的だった。