ヌタウナギは大きな魚におそわれたりして身の危険を感じると、まわりの海水をつかって大量の粘液を作りだす。
これが外敵のエラにネバネバとからみつき、窒息させてしまうのだ……!

触って遊ぶと楽しいぞ
この粘液は強烈で、ヌタウナギ自身ですらバケツや水槽の中でからめとられて溺れてしまうこともあるほど。
また、ヌタウナギを料理すると、キッチンの流しが粘液で詰まってしまうこともしばしば。

気になるヌタウナギのお味は……?
ん? こんなもの食べられるのかって?
もちろん食べられる!
しかも、とてもおいしい。その証拠に韓国では高級食材として親しまれている。

味や歯ごたえはコリコリしていて、ウナギよりタコやイカに近いぞ。
炒め物やからあげにするとごはんのおかずにピッタリ。
からだには硬い骨がほとんどないので、さばきやすい上に食べやすい。
みんなも、もし魚釣りをしていてヌタウナギが釣れたら、おうちに持って帰って食べてみよう。
……ただし、粘液はちゃんと掃除するように!