6月25日 東京馬車鉄道が開通(1882年)

科学 今日はこんな日

地球のみなさん、こんにちは。毎度おなじみ、ブルーバックスのシンボルキャラクターです。今日も "サイエンス365days" のコーナーをお届けします。

"サイエンス365days" は、あの科学者が生まれた、あの現象が発見された、など科学に関する歴史的な出来事を紹介するコーナーです。

1882年のこの日、日本初の馬車鉄道が、新橋~日本橋間に開通しました。半年後の10月には日本橋~上野~浅草~日本橋の環状線が延長されました。

2本の鉄製レールの上を、2頭の馬が客車を引くもので、定員は24~27人。御者が鈴を鳴らして、道行く人に馬車の接近を知らせました。駅・停留所は起終点だけで、途中は乗客の好きなところで乗り降りできたそうです。

開通当初には、職を奪われるとして、人力車の車夫の激しい反対運動や妨害も起こったそうです。しかし、一般客には好評で、営業は比較的好調でした。

【写真】東京馬車鉄道
  1880年代初めの東京馬車鉄道。路線延長後のようで、背後に浅草寺の雷門や五重塔が見える phioto by gettymimages

沖縄から北海道まで、日本各地で運行された馬車鉄道でしたが、その後、糞尿の処理や餌やりの手間のかからない電車が発達するにつれて、急速にその姿を消していきました。

東京馬車鉄道は、1903年に電車運転に切り替え、社名も「東京電車鉄道」に改められました。1911年にには、東京市に買収され、その後の都電のルーツとなります。現在は、ほぼ同じコースを都営地下鉄浅草線が通っています。

現在、馬車鉄道は、北海道の野幌森林公園や、岩手県の小岩井農場などにおいて、観光用に再現されたものが運行されているそうです。