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マツキヨが反撃…? ドラッグストア「大再編」でこれから起きること

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マネー現代編集部 プロフィール

「マツキヨvsスギHD」が正面激突…そのウラで

中堅ドラッグストア幹部が言う。

「ドラッグストア業界のリーディングカンパニーであったマツモトキヨシだが、イオン系のウエルシアHDに首位を奪われてから、最近では業界3~5位にまで沈んでいた。それがココカラファインと一緒になれば、両社合計で店舗数は3000を超え、売上高でも店舗数でも業界トップ連合に一気に躍り出る。マツキヨが強烈な反撃に出てきた、と話題騒然となりました」

しかし、それだけではない。業界にさらに衝撃が走ったのは6月のこと。今度はそのココカラファインが、同じくドラッグストア業界のライバルであるスギHDと経営統合に向けて協議を始めたと発表したのだから、業界関係者たちは度肝を抜かれた。

〔photo〕gettyimage

財産ネット企業調査部長の藤本誠之氏が言う。

「ココカラファインをめぐっての『三角関係』が明るみに出たのだから、激震が走りました。言うなれば、マツモトキヨシHDとスギHDの2社がともにココカラファインに結婚を申し込んでいる状態。しかも、仮にココカラファインとスギHDの経営統合が実現すれば、こちらも業界トップ連合になる一大再編劇となるとあって、マーケットでは一気に一大注目テーマとして浮上した」

こうした事態にマツモトキヨシHDは即座に反応。自分たちもココカラファインと「業務提携に限らず経営統合を含むあらゆる選択肢の検討」を始めたと公表するなど、スギHDと真っ向対立する姿勢を見せているのだ。

 

もちろん気になるのは再編の行方だが、一筋縄でいかない可能性が高い。

「ココカラファインは特別委員会を設置したうえ、マツキヨとスギHDからの提案を客観的に判断するとしていますが、どう出るかはまったく不透明。ココカラファインがどちらか一社を選ぶのではなく、もしかしたら3社統合で『ココ・スギ・キヨシ』となるシナリオも捨てきれません」(前出・藤本氏)

こうした状況の中、さらに業界全体を巻き込んだ「大再編劇」の可能性まで急浮上しているのだ。

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