料理家の山脇りこさんは、旅好き。中でも、この5年ほどはまりまくっているのが台湾。30年前に行って以来ご無沙汰していたのに、台北での仕事をきっかけに、年に3~4回は訪ねるようになり、すっかり台湾フリークに。お母さんたちに家庭料理を習い、食材を訪ね歩き、暮らすように旅をしている。そんな山脇さんが、これは作りたい! と思ったのが台湾土産としても人気の茶梅

しかし、塩漬けして、塩抜きしながら砂糖漬けして、茶葉を入れて……と、本格的に作ると案外大変な代物。そこで、日本でもよくみんながつくる梅シロップのあとの梅の実を使って、すぐたべられる茶梅もどきをつくっちゃった! 1粒で2度おいしい、エコレシピでもある。味わいはかなり本格派で、食欲がない日の朝のおめざや、暑い夏のお茶請けにもぴったり。「せっかちにもできる超簡単 梅シロップ&茶梅レシピ」を公開します!

写真提供/山脇りこ

いざ、自家製!梅が旬!

自家製と言えば、やっぱり梅。入梅の今が旬です。梅酒に、梅干し、が定番ですが、今回ご紹介するのは、梅シロップと茶梅

まず梅シロップを作り→残った梅の実を、茶梅にします。2度おいしいお得な組み合わせ。しかも手間いらず。特別な道具もいりません。

茶梅は、台湾のお土産にもらったわ、という方も多いのでは?いろいろな作り方がありますが、今回はウーロン茶で茶葉も一緒に炊いてつくります。しかも、炊飯器でできる! お得な梅を見つけたら、気楽に作ってみてください。

梅には、疲労回復効果もありますから、ぱくっと1個食べるとちょっと元気になるお茶請けです。いずれもアルコールがはいっていないので、お子さんにも。ちょっと酸っぱいけどね。

できれば傷や穴があいていないものを。まずは気楽に旬を楽しむつもりで、ご近所で見かけたもので 写真提供/山脇りこ

●梅シロップを作る。

【梅シロップの材料】

青梅 1㎏
※青梅で作ればすっきり。茶梅も酸味が強めになります。完熟梅でもできて、香りがふくよかに。

黒砂糖(粉末)またはキビ砂糖 800g
※コクがでるので、おすすめですが、上白糖や氷砂糖でも。その場合、700gほどで。

【作り方】
1.    梅は、ボウルに入れ、水につけて10分おき、洗ってざるにあげる。ヘタをとる。

2.    ポリ袋に入れて、冷凍室で24時間~2日、冷凍する(いったん冷凍することで、繊維が破壊され、エキスが出やすくなります)。

24時間ほどで、カチンカチンになります。冷凍庫から出したらすぐに瓶に入れます。瓶がない場合は、大きめの保存袋でもOK

3.    2を解凍ぜず、カチンコチンのまま瓶に入れて、上から砂糖を全量入れる。
→ 蓋をして、冷暗所に常温で5日ほどおくと、砂糖が溶け、梅からエキスが出てくる。

瓶の中。黒砂糖は溶けにくいので、すこし溶け残りがあっても気にしなくて大丈夫。
梅にひたひた、あるいは少しかぶるくらいまでシロップがあがってきたら、できあがりです。上白糖や氷砂糖でつくると琥珀色のシロップになります。
梅の実を取り出して、シロップは保存容器に保存します。ソーダで割ったり、お湯割りにして楽しみましょう。私はハイボールにちょい足ししたりします。お醤油に少し垂らして変わり醤油にするのもおすすめ。