〔photo〕iStock

五輪マンションの晴海フラッグ、プロが「買い」をためらう3つの理由

7月から販売がスタート

話題『晴海フラッグ』のリスク

東京都中央区晴海五丁目で進められている、東京オリンピック・パラリンピック選手村としての活用後に、新築マンションとして供給される『晴海フラッグ』。幹事社である三井不動産レジデンシャルを筆頭に、三菱地所レジデンス、野村不動産、住友不動産などわが国を代表するデベロッパー10社が共同開発している。約13.4万㎡の広大な敷地に、分譲住宅4145戸、賃貸住宅1487戸、総戸数5632戸に及ぶ都心最大規模の巨大プロジェクトだ。

 

中央にそびえる2棟の超高層マンションはオリンピック後に建設が始まるが、周りの中高層住宅に関してはすでに建設が始まっており、オリンピックで選手村として活用したあとにリフォーム、新築マンションに衣替えすることになっていて、その販売がいよいよ今年の7月からスタートする。

〔photo〕gettyimages

敷地内に大型スーパーから小中学校などの教育施設が揃い、都心のコンパクトシティとして生活を完結できる上、三方を海に囲まれた解放感や眺望、豊富な植栽、充実の共用施設が揃い、何より銀座へ約2.5㎞、東京駅へは約3.3㎞と東京のど真ん中に位置するのは大きな魅力。

最寄り駅である都営地下鉄大江戸線の勝どき駅から徒歩20分前後かかるという難点はあるものの、都心に勤務先があって職住近接の住まいを求める人にとっては購入希望先として優先度の高い物件ではないだろうか。

ただ、注意しておきたいのは、この7月から販売がスタートする分譲マンションの大半は、竣工が2022年の秋で、入居できるのは23年の春になっている点。大規模マンションは分譲開始から入居までの期間が長いものだが、ここまで時間が空くのは希有なこと。物件の善し悪しは抜きにして、入居が4年先であることのリスクをシッカリと頭に入れておく必要がある。

入居が4年も先のことになると、さまざまな変化が想定される。大きくは、3つの点で変化が避けられない。