世田谷の超高級住宅街に「都心のドカンと一軒家」を見に行く 

70畳のリビング、維持費は月40万…
週刊現代 プロフィール

台地の縁に位置する井上家は、とても見晴らしが良い。3年前にこの土地を購入すると、井上さんの希望で周囲の土地までも買い占めたという。

「主人は、とにかく開放感にこだわっていました。『絶対にカーテンは付けない』と譲らず、家中の大きな窓には覆うものがないんです。

でも、新居のデザインを検討している段階で、どうしても近隣住宅の2階から家の中が見えてしまう角度があることがわかりました。覗かれるのが嫌だったので、すぐに周囲のお宅を購入。結局、合計で4軒も物件を買ってしまいました。

成城以外にもいくつか家はあります。それぞれにコンセプトがあり、テイストが違うんですよ。たとえば、千葉の大原にある家は『昭和スタイル』。これはクラシックなテレビや冷蔵庫などが何個もあるレトロな邸宅です」

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井上さんは4人家族。様々な豪邸の中でも、幼い2人の子供にとっては、成城の家がお気に入りらしい。

「旅行に出かけてホテルのスイートルームに泊まっても、70畳はある我が家のリビングルームのほうが広い。自宅より快適な空間がないので、家が一番という状態。

主人が映画好きなので地下にはシアタールーム、長女がバレエを習っているので全面鏡張りの部屋もあります」

まさに、贅の限りを尽くした邸宅だ。いったい、いくらかかったのか。また、住んでいて不便などないのだろうか。

「主人からは、土地と建物を合わせて10億円と聞いています。でも、私に怒られないように低めに話しているのかも……。

掃除や落ち葉拾いは必要ですが、お手伝いさんもいますから苦ではありません。徒歩圏内にスーパーがないので買い物が不便と思われるかもしれませんが、これも大丈夫。成城石井や小田急ストアは5000円以上買い物をすると自宅まで無料で配達をしてくれるんです」

このように、高級住宅街・成城の住人には私たちの常識が通用しない世界に住んでいると思わせる大富豪が山ほどいる。とにかく、自宅に対する美意識が高いのだ。