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ある日突然、「3500万円」もの遺産が転がり込んできた話

もし相続人になったら…

「まるまる私のものに!」

長生きをすれば、介護や病気などによる支出は増える。だが一方で、思わぬ形で得することもある。

本来もらえなかったはずの妻の実家の財産を相続できることもあるのだ。

 

「昨年妻が亡くなったのですが、妻の実家の財産が転がり込んできたおかげで、終の棲家と決めた自宅のリフォーム費用600万円を払うことができました。妻から贈り物をもらった気分でした」

こう語るのは、東京都に住む辰巳牧夫氏(78歳・仮名)だ。辰巳氏の相続の動きをまとめたものが下の図だ。

「妻は、'06年に亡くなった義父から財産の4分の1にあたる現金1000万円を相続しました。その後、'14年に亡くなった義母からは財産の2分の1にあたる2000万円の評価額の実家を相続したのです」

妻の相続はさらに続いた。妻の姉には子どもがいなかったため、'16年に他界した妻の姉の財産の4分の1にあたる現金500万円を相続していたのだ。

「そして、今年妻が亡くなりました。私の元には3500万円分の妻の実家の財産がまるまる転がり込んできたのです」