【重要】死んだ夫の実家の財産を分けてもらう「これだけの方法」

これを読めば、だいたい分かる
週刊現代 プロフィール

だが、子どもがいても不仲で贈与を受けにくい場合や、そもそも子どもがいない場合もあるだろう。そうした場合、なんとかして夫の実家の財産をもらう方法はないのか。

神奈川県在住の西島幸子氏(60歳・仮名)が、暗い表情で語る。

「夫を亡くしてから、昨年義母が亡くなるまでの4年間、介護を続けました。義母には実の子どものようにかわいがってもらい、孫の顔は見せられなかったけれど、幸せな日々でした」

亡くなった夫には妹と弟がいたものの、めったに実家を訪ねてくることもなかった。そのくせ、次男は義母の遺産相続となると、激しく主張をしてきたのだ。

「遺産分割の話し合いに同席しようとしたところ『あなたには関係ない』と突き放されたのです。自分の時間を犠牲にして介護をしたのに何の報いもないのかと悔しかったのです」(西島氏)

もし夫がまだ生きていれば、夫が義母の財産を相続することができた。しかし夫亡き今、西島氏の取り分は1円もない。

 

しかし、今年7月の民法改正により「特別寄与料」が新設されるため、亡くなった夫の実家の財産を妻がもらえる可能性が広がった。

「これまでは、相続人だけが介護に対する『寄与分』を主張できました。これからは、相続人でない長男の嫁も介護をした分のおカネを主張できるようになります」(税理士・山本和義氏)

では、どれくらいの金額をもらえると考えればいいのだろうか。

介護内容や地域によるが、一般的な訪問介護の介護報酬(一日最大1万円程度)の約6割で計算するとみられる。もし4年間、平均で月20日介護を行えば、およそ576万円の特別寄与料を請求できる計算になる。