6月21日 天文学者のマックス・ウォルフが誕生(1863年)

科学 今日はこんな日

地球のみなさん、こんにちは。毎度おなじみ、ブルーバックスのシンボルキャラクターです。今日も "サイエンス365days" のコーナーをお届けします。

"サイエンス365days" は、あの科学者が生まれた、あの現象が発見された、など科学に関する歴史的な出来事を紹介するコーナーです。

写真を使った天文学のパイオニアとして知られる物理学者マックス・ウォルフ(Max Wolf、1863–1932)が、この日、ドイツのハイデルベルクに生まれました。

ウォルフは長時間露出法という天体観測法を開発し、約500個の小惑星と、数千にも及ぶ星雲を発見しました。また、アメリカの天文学者のエドワード・エマーソン・バーナード(Edward Emerson Barnard、1857-1923)とともに「暗黒星雲」を世界で初めて発見したことでも有名です。

【写真】マックス・ウォルフ
  マックス・ウォルフ photo by gettyimages

暗黒星雲とは、ガスや宇宙塵で構成される星間物質が光を吸収してしまい、そこだけ星が見えない暗黒の領域として観測される部分のことで、代表的なものに、オリオン座の馬頭星雲などがあります。

また、ウォルフはプラネタリウム投影機の開発にも深く関わりのある人物でした。彼は、コンタックス・カメラや顕微鏡のメーカーとして有名なカール・ツァイス社に近代的なプラネタリウム投影機の開発を提案し、その第1号「ツァイスI型」を1923年に完成させています。

【写真】ツァイス社のプラネタリウム投影機
  1930年ころのツァイス社のプラネタリウム投影機 photo by gettyimages