6月19日 太平洋横断電話ケーブルの営業開始(1964年)

科学 今日はこんな日

地球のみなさん、こんにちは。毎度おなじみ、ブルーバックスのシンボルキャラクターです。今日も "サイエンス365days" のコーナーをお届けします。

"サイエンス365days" は、あの科学者が生まれた、あの現象が発見された、など科学に関する歴史的な出来事を紹介するコーナーです。

この日、世界初の太平洋横断海底電話ケーブル「TPC-1(Trans Pacific Cable)」の運用が開始され、日米間の即時通話が可能となりました。

このケーブルを通した最初の会話は、池田勇人首相とリンドン・ジョンソン米大統領との間での記念通話でした。海底ケーブルの設置は、日本のKDD(現KDDI)、米国AT&T社とハワイアンテレコム社の共同事業によるもので、TPC-1の技術は、その後の光ファイバー海底ケーブル建設技術の基礎にもなっています。

【写真】池田勇人首相とリンドン・ジョンソン米大統領
  太平洋横断海底電話ケーブルによるはじめての会話は、池田勇人首相とリンドン・ジョンソン米大統領の間で行われた photo by gettyimages

同軸ケーブルを使ったTPC-1は、その後の光ケーブルの普及によって、現在は電話通信のケーブルとしては引退しています。

しかし、ケーブルそのものに支障や損傷はないため、地球磁場変動などによって生じる海底ケーブル間の電位差を調べる用途などで、地震研究に役立てられています。