年収5倍の住宅ローンで「ペット禁止マンション」を買った人の悲劇

売れないマンション10のNGリスト
日下部 理絵 プロフィール

機械式駐車場、ペット飼育禁止……

(4)自転車置場が整理されていない

管理組合の管理が行き届いているかを図るバロメーターになる重要なポイントです。不法侵入や不法投棄、駅近物件では無断駐輪などトラブルの原因になります。

(5)機械式駐車場がある

機械式駐車場は維持費がかかり、マンション管理の「金食い虫」と言われているほどです。都心部では駐車場の空きも増え、減った収入のしわ寄せが管理費や修繕積立金にのしかかってくるのです。

(6)ペット飼育禁止

今やペットは家族同然の扱いで、新築マンションはペット可が主流です。飼育禁止のマンションで隠れて飼っている住民がいると、トラブルになりかねません。

 
(7)部屋の床がじゅうたんや畳で変更不可

家具の痕やシミが目立ちます。またシックハウス症候群やアレルギー対策の観点からも、フローリングに比べて資産価値が下がりやすいです。

(8)近隣に同じようなマンションがある

同じ最寄り駅、築年数で間取りが近いマンションがたくさんあると、需給バランスの関係で自分の物件が買われる確率が低くなります。

(9)築三十年以上経過している

1981年以前に建てられた「旧耐震基準」の建物や、現在では容積率オーバーの建物(既存不適格建築物)である場合、修繕積立金の大幅値上げや建て替えの制限が考えられます。

(10)マンションの価格が年収の5倍以上だった

一般的に住宅ローンの借入可能額は、年収の5倍以内が目安とされています。たとえば年収600万円だと3000万円が目安。もし住宅ローンの残債が残っている場合、残債が売却価格を上回り、売りたいときに売れない状況になります。

日本に存在する多くの分譲マンションが、以上10項目のいずれかに該当しているでしょう。どんな物件も「負動産」になるリスクがあるこそ、自宅の現状を事前にしっかりと把握しておき、どうやって売却するかを考えておく必要があるのです。