このお金は何代なんだろう

ワッコ:男性はどういう気持ちでラブホテル代を払ってるんですか?

森田:人によると思うけど、「そういうもんだから」という感覚で払っているのが一般的なんじゃないかな。

清田:逆に女の人は、ラブホテルのあの自販機みたいなところで男がお金を払ってるとき、どういう気持ちになるの? 当たり前っていう感覚なのか、「あざーす!」みたいに思ってるのか、居心地の悪さを感じているのか。

ワッコ:それも人それぞれだと思いますけど、個人的にはあの時間がすごく嫌いですね。「ありがとう」って言うのもなんか変な感じだし。さっきも言ったけど自分のアソコに対してお金を支払われてるような感覚があるので、「そんなに自信ないんだけど……」って思う。

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森田:……それはつまり、そのあとのセックスのプレッシャーになるということ?

ワッコ:そうですそうです。

清田:確かに「このお金は何代なんだ?」って話だよね。そう考えると怖いかも。たださ、ホテル代は食事のお会計よりもずっと「男が払うべし」の規範が強いから、ワリカンにしましょうとはなかなか言いづらい。

ワッコ:“発射”してるかしてないかだけの差なのに、なんでですかね。

森田:いや、身も蓋もない言い方だけど、確かにそうだよね。

ワッコ:たとえば飲み会だったら、「男のほうがたくさん食べたり飲んだりしてるから」っていう理屈が一応通るじゃないですか。でもセックスには、そういう違いはないわけで……。謎だなあ。発射は課金制なんですか?

森田:発射課金!って思わず笑っちゃったけど、その捉えはかなり的を射てるような気がする。お金と射精が結びついてるということだから、性風俗と似た構造と言えるよね。

ワッコ:それがわたしとしてはプレッシャーなんですよね。お金を払ってもらってしまったら、対価として満足させなきゃいけないわけですよね? プロ並みのパフォーマンスを提供する自信なんてまったくないですし……。