高校3年生まで演技とは無縁だったのに

それにしても、高校3年生で初めて演劇部の助っ人として舞台に立つまで、演技とは無縁の野球少年だった岡田くんは、どうやってそんな役作りの方法を学んだのだろうか?
 
「高校の演劇部の先生や、東京に来てからは、ずっと師匠と言える方に教わってきました。それに、現場の監督さんやプロデューサーさん、スタッフのみなさん、事務所のマネージャーさんなど、周囲の方々に教えてもらいながらやってます。晶の表情が自然だったとおっしゃっていただけるとしたら、監督やプロデューサーさんや、照明さんや美術の方とか、みなさんの力の結晶だと思います。自分ひとりでは作れませんでした」
 
岡田くんと話していて感心するのは、急に人気が出ても、浮わついたり驕り高ぶったりという所がまるでなく、周囲の支えや指導を、感謝をもって素直に受けいれていることだ。
 
才能を伸ばせるのは素直な子」とは、よくスポーツの指導者が口にする言葉だが、まさにそれだろう。まっさらな状態で芸能界入りした岡田くんは、今、この世界で出会うものすべてを糧にして、急速に成長し続けている。

プライベートで一番楽しい時は

ところで、今は仕事で様々なことを吸収するのが楽しくて仕方ない様子の岡田くん、仕事とプライベートの切り替えはどうしているのだろう?
 
「家を出る時に切り替えます。家の中がオフで、大事な時間ですね。ダラっとすることもありますが、部屋は綺麗にしてダラっとします。別に潔癖症とかじゃなくて、何なら野宿だってどこでも寝ることだってできるんですが、整理整頓して私生活をちゃんとしていないとボロが出ると思って……。それは高校のときに感じたことですが、運動だけじゃなくて、礼も含めてやらないとダメだって。仕事にも言えることですよね」
 
厳しい高校野球の世界で教え込まれた礼の心。今時の男の子には珍しく背筋の伸びた印象を受けるのは、そんな芯が通っていればこそだろう。
 
「今、一番楽しいのは演技をしている時です。家では、台本を読んでいる時。うわっ、この台詞は大事だぞ!とか」
 
今は遊びより仕事に夢中だが、たまには友だちと会ってはっちゃけることもあるそうだ。

「そんなに派手なことをするわけじゃないけど、友人たちも今の自分を理解してくれていて、本当にありがたいです。友だちに『料理作ってよ』と言われて料理することもあります。母親に教えてもらったのはハンバーグくらいですが、東京に来てから、ネットの料理サイトとか見ていろいろ覚えました。チャーハンとか中華炒めとかゴーヤチャンプルーも作りますし、ビーフストロガノフとかシチューとか。

あ、プロフィールには今『趣味・筋トレ』と書いていますが、『趣味・料理』というのもいいかも」
 
イケメンでスポーツマンの上に料理男子だなんて、反則すぎる!

写真集『鼓動』より