ファンが真剣に将来を見守る

『中学生日記』黒岩晶役のオーディションを受けた時の岡田くんは、まだ高校球児の名残りで今よりガッシリした体格に短髪だった。たった一度の舞台経験しかないまっさらな新人が、『逃げ恥』や『義母ムス』などの人気作を生んだドラマ枠で、いきなり主人公の相手役に抜擢されたのは快挙だ。それは、演技力や経験には替えがたい魅力と潜在能力が制作者側の目に留まり、心を動かした結果だったのだろう。そして、どこの誰ともしれなかった新人俳優は、素としか思えないような自然な表情とまなざしの強さで、多くの視聴者の心を鷲掴みにしてしまったのだった。
 
岡田くんといえば、ひとつ印象に残っているエピソードがある。『中学聖日記』の放送中盤の頃、ネットニュースに、岡田くんの演技力に関して少々辛口な記事が上がったことがある。それに対する視聴者の反響がすさまじく、あっという間に数百件のコメントが書きこまれたのだ。よほどの炎上ネタでもない限り、通常は俳優の記事にここまで多くのコメントがつくことはない。ましてや、普段ネットニュースのコメント欄に書きこまれるのは批判や悪口雑言が圧倒的に多いのに対して、その時のコメント欄のほとんどが、岡田くんを擁護し、応援するあたたかな声だったのだ。
 
将来性のある俳優さんだと思います。事務所の方、大事に育ててあげてください
 
そんな親心のようなコメントが、多数投稿されていたのにも驚いた。ただ、「好き、素敵、かっこいい!」ではなく、ファンが真剣にその将来を案じ、成長を大切に見守っていきたいと思うような俳優は、なかなかいるものではない。多分、多くの人たちが気付いていたのだ。「岡田健史」が、とんでもなく大きな宝石の原石であることに。

「成長著しい姿」が一冊に

さて、初出演のドラマでブレイクした後、次の動向が期待されていた岡田くんだが、2作目のドラマは、出身地である九州のFBS開局50周年スペシャルドラマ『博多弁の女の子はかわいいと思いませんか?』だ。地方局制作のドラマだが、Huluでも配信されるそうなので楽しみに待ちたい。
 
そして本日、6月12日には、いよいよファン待望のファースト写真集『鼓動』が発売される。
 
「写真集の中に明記されてはいませんが、パラレルワールドがコンセプトになっています。17歳の自分、19歳の自分、21歳の自分……と3つの世界の自分を演じているので、見ている方に『これは何歳の時なんだろう?』と想像していただけたら面白いのではないかと思います」
 

写真集『鼓動』のワンカット。写真集の中では肉体美も披露している

5月12日に20歳になったばかりの岡田くん。「写真集には心身ともに成長著しい10代最後の姿が写し出されています」という。少年から大人へと移り変わるかけがえのない時間と輝きを閉じ込めた写真集は、きっと永久保存版になるはずだ。
 
1時間半にわたるインタビューで岡田くんが語ってくれたことはまだまだ書ききれない。第2弾では、『中学聖日記』で仕事として演技に初挑戦した時のこと、仕事への想いやこれからのこと、岡田くんのプライベートにも迫ってみたい。

Photo/Kiyoshi Mori Styling/Kei Shibata(ZEN creative) Hair&Makeup/Kohey

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Coorporation/Wakiya