6月16日 新潟地震が発生(1964年)

科学 今日はこんな日

地球のみなさん、こんにちは。毎度おなじみ、ブルーバックスのシンボルキャラクターです。今日も "サイエンス365days" のコーナーをお届けします。

"サイエンス365days" は、あの科学者が生まれた、あの現象が発見された、など科学に関する歴史的な出来事を紹介するコーナーです。

この日、新潟県の粟島南方沖を震源とする、マグニチュードM7.5の地震が発生し、死者26人、全壊家屋1960戸という大きな被害がもたらされました。いわゆる「新潟地震」です。

【写真】新潟地震での被害
  新潟地震での被害 photo by gettyimages

日本列島からみて日本海の東縁を南北に延びる、幅数百kmの地質学的な歪みの集中帯である日本海東縁変動帯で発生した地震で、震源に近い粟島では島全体が1メートルも隆起し、日本海海岸では逆に5~20センチメートルも沈降したことが確認されています。

【図】日本海東縁変動帯で起こったとされている地震
  日本海東縁変動帯で起こったとされている地震。ピンクの部分はユーラシアプレート、黄部分は北米プレート示すが、それぞれアムールプレート、オホーツクプレートとする新説がある (参考:『日本列島の下では何が起きているのか』;illustration of Japanese archipelago by gettyimages)

また、この新潟地震では、地下水で飽和したゆるい砂地盤が「液状化現象」を起こしたことによる被害が目立ちました。液状化現象とは、堆積物の粒子の間が水で満たされ、固まっていない地層が、地震などの振動で急激に流動する現象です。先の東日本大震災では、千葉県浦安市などで大規模なものが起こったのが、記憶に新しいところです。

この地震をきっかけに、埋立地や高層建築では、粒度がそろわないよう砂に泥や礫(れき)を混ぜる、固化剤を注入する、長い鉄筋を入れるなどして、液状化を防ぐための対策が取られるようになりました。

【写真】液状化現象によって盛り上がったマンホール
  東日本大震災で起きた液状化現象によって盛り上がったマンホール(浦安市) photo by gettyimages

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