2019.10.21
# 起業

成功するビジネスは、この「型」でつくれる!「起業アイデア」発想法

競合との違いを生む「5つの要素」
村田 茂雄 プロフィール

実際にコンペティターシフト発想法でアイデアを考えてみましょう。

具体的な方法は、①競合となる商品・サービスの5つの要素を考えて、②1つ以上の要素を変化させる、となります。

例えば、増え続ける訪日外国人旅行者が悩む荷物預かりサービスの場合。

外国人旅行者は、大きくて重いキャリーケースを持って日本に来ます。当然に、それを持ち歩きながら観光をするのは大変なので、どこかに荷物を預けたいというニーズがあります。それを解決する手段として最近増えてきているのが、近隣の店舗と提携して店舗のスペースを荷物預かり場にするサービスです。

こちらも競合とは違う独自のビジネスにするために、「何で(解決策)」の要素を変化(シフト)させてみましょう。

 

例えば、荷物を預けたい旅行者が予約している宿泊施設まで荷物を届けるサービスにします。荷物を預けた場所に戻ってくる必要がなく、観光を済ませたら宿泊施設に向かえば預けた荷物が届いている状態になるので、預ける人にとって利便性が上がります。

イメージは、東京駅で団体の旅行者の荷物を一手に預かり、旅行者ごとに宿泊施設に仕分けして、荷物をホテルに預けてしまう、というサービスになります。

他の要素は変える必要がなくサービス提供できそうですので、これをまとめると下図になります。

タクシー運転手が、人の輸送だけでなく物の輸送をして事業を拡大させるのにも使えそうです。

このように、競合(コンペティター)から1つ以上の要素を変化(シフト)させることで、独自の起業アイデアを簡単につくることができるようになります。

なお、変化させる要素はどれでも構いません。顧客を変えてもよいですし、課題や提供方法、収益化の方法を変えてもよいです。解決策以外の要素を変化させることで、別の独自の起業アイデアを発想することできるようになります。

最後に、本稿の内容が、少しでも新しくチャレンジしようとしているビジネスパーソンや起業準備者・起業家のお役に立つことができれば幸いです。

※本書は著者が独自に調査した結果を出版したもので、意見にわたる部分は著者の個人的見解であり、著者がこれまでに所属し、また現在所属しているいかなる組織・団体の見解を述べているものではありません。

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