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天才・イチローを引退まで支えた「ルーティーン」のすごい力

求道者のストレスフリーな習慣
孫正義、イチロー、スティーブ・ジョブズ、ビル・ゲイツ、ドナルド・トランプ……。許成準氏の著書『1日ごとに差が開く天才たちのライフハック』は、こうした成功者たちが実践していた「小さな習慣」を集めた一冊だ。数々の大記録を打ち立て、今年3月に引退を発表したイチローも、日々のちょっとした「ルーティーン」を大切にしていたという。彼を支えた「小さな習慣」についてまとめてみた。

コンディションを維持するために

日本に「ルーティーン(日課)」という言葉を広めたのは、アメリカ大リーグで活躍したイチローだろう。

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日本のオリックス・ブルーウェーブで7年連続で首位打者を獲得し、日本人野手として初めて大リーグに挑戦。シアトル・マリナーズでのルーキーイヤーから首位打者、盗塁王、最多安打、MVP、ゴールデングラブ賞などを総なめにし、2010年まで10年連続で200本安打を記録した。

2019年3月に引退を発表したが、将来の野球殿堂入りは確実と言われている。

上に述べたように、イチローの記録には「連続」と付くものがたくさんある。大リーグの投手たちからの対策をかいくぐりながら、10年もの長きにわたって安定して見事な成績を収めるには、体を良い状態で維持し続けなければならない。

 

そのイチローのコンディションを支えているのが日々のルーティーンである。彼の打席での動きを見ていると、毎回寸分違わぬ準備運動をしてからバッターボックスに入ることに驚かされる。

軽くバットを振り、右足を回し、左足を回し、軽く屈伸してからバットでスパイクを右、左の順番で叩き、足場をならして、バットの松脂に触れ、お馴染みのバットを立てる仕草をして、袖を引っ張る……。

以上が打席でのルーティーンだが、それは試合前・試合後の行動にも及ぶ。

イチローは翌日のゲームの開始時間から逆算して、寝る時間、起きる時間、食事の時間など、すべてのスケジュールを決めている。年間の試合日程はシーズン開幕時にわかっているので、イチローの1年間の動きはシーズン開幕と同時に自動的に決まってしまっているのだ。