200万円損した人も!「保険ショップの無料相談」という落とし穴

これが正しい「保険選びの10箇条」
横山 光昭 プロフィール

「無料」には必ず理由がある

実は、保険という商品は、途中解約してしまうと大きな損失が生じます。なかでも、「貯蓄型」の保険は損失が大きくなります。

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なかにはドルをはじめとする外貨建ての商品もあり、為替変動も加わって数十万円、いや数百万円といった損失になるケースもあるのです。

中村さんの場合がまさにそうでした。

「貯蓄代わりになる」と勧められた「貯蓄型」の保険を解約。これがドル建てだったため損失は大きく、何度も繰り返し乗り換えたこともあって最終的には200万円近くも損をしてしまいました。

ここまでの損失は極端だとしても、保険の乗り換えを繰り返して損失が膨らんだケースは少なくありません。

 

どうしてそんなことになるかといえば、「無料」という言葉に踊らされ、保険ショップを過度に信用してしまっているからなのです。

確かに相談に関しては「無料」です。

しかし、タダほど恐いものはありません。保険ショップは無料の相談をきっかけとして、その会社が売りたい商品を紹介し、売りつけてくる、そう考えてもらったほうがいいでしょう。

少し冷静になって考えてみてください。「無料」でサービスを提供するようなビジネスが成り立つでしょうか。無料の裏に“もうけ”があるからこそ、あえて入り口を無料にしているわけです。

そういう意味では、アドバイスを信じて何度も保険を変えてくれる人は、ショップにとってまさに“鴨が葱を背負ってくる”存在。

だって、ショップには乗り換える度に手数料が入ってくるのですから、これほどおいしい話はないと思いませんか?