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債券に人気が集中しているのは「景気後退」の前兆か…?

「9月に利下げ」シナリオの現実味
広瀬 隆雄, マネクリ

「利下げ=株買い」が定石だが…

結論から言えばそれは大体当たりました。ただ、利下げシグナルが出てから実際に利下げが行われるまでに要した期間には、ばらつきがあります。平均するとそれは120立会日でした。

それを今回に当てはめると、2019年9月18日のFOMCで利下げが発表されるという結論になります。これは上のCME FedWatchに示されたタイミングと一致しているわけです。

さて、普通、我々は「利下げ」と聞くと「株式は買いだ!」と考えがちです。しかしこの定石があてはまらない局面もあります。

それは長い景気拡大の最終局面で連邦準備制度理事会(FRB)が利下げした場合です。

 

実際、前回の利下げが行われた2007年8月に「利下げは買いだ!」と飛びついたら、たぶん損していたはずです。なぜなら、株式市場はその2ヶ月後の2007年10月にピークをつけたのみならず、2007年12月には米国経済はリセッション入りしているからです。


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前々回の利下げが行われたのは2000年12月でした。このときも「利下げは買いだ!」と飛びついたら、損していたはずです。なぜなら株式市場は既に2000年8月にピークをつけて下げ基調でしたし、リセッションは2001年3月に到来したからです。

注意すべき点

このところ債券が凄い勢いで買われています。投資家は安全資産に避難しているのです。FFレートの先物は今年の9月18日のFOMCでの利下げを示唆しています。経験則的に言っても、それは妥当な線です。

実際に利下げが発表されたとき、自動的に「利下げは買いだ!」という結論を出さないでください。なぜなら長い景気拡大の最終局面で行われた利下げは「売り」であるケースが多いからです。

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