このところ債券がどんどん買われています。
下の図は米国10年債利回りのチャートです。債券価格が上昇すれば利回りは低下します。チャートが右肩下がりになっているのはそのせいです。
債券が買われている理由は利回りに魅力があるからではありません。投資家が安全な避難先を求めているからです。
つまり債券の投資家は景気後退到来の気配を感じているのです。
実際、フェデラルファンド(FF)レートの先物の取引価格から逆算した確率で見ると、下のチャートのように今年9月18日の連邦公開市場委員会(FOMC)で0.25%の利下げが44.8%の確率で起こることが織り込まれています。
さらにFFレートの先物は来年1月にも利下げがあると予想しています。
ところで過去にFFレートの先物がこのように利下げ転換を予想したとき、それは当たったのでしょうか?