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# 不正

「私はこうして武器商人にまつりあげられた」冤罪を訴える男の全告白

5月、有罪判決が下された

「武器にも転用できる炉の一部を輸出」の罪

ミサイル等の武器製造に転用可能な機械を中国に輸出したとして、2017年3月に外為法(外国為替及び外国貿易法)違反=無許可輸出で逮捕・起訴された広島県の元産業廃棄物処理会社社長の松原宏行氏が、冤罪を主張している。

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罪状は、『軍事転用可能な炭素繊維の製造に不可欠な「不融化炉」の一部を中国に不正に輸出した』というもの。

一見すれば、非常に悪質性が高いように聞こえるが、果たしてそうなのか。5月24日の判決では無罪判決が出るという見通しも多かったこの事件、調べれば調べるほど多くの疑問が出てくる。

 

また400日を超える拘留中の事情聴取において、松原氏は耐え難い人権侵害と人種差別を受けたという。逮捕時、広島県警の取調べで「お前は朝鮮人に育てられたからお前が犯人だ」などと罵倒されたというのだ。

代用監獄の中で、違法の意図が100%なかったことを被疑者側が証明しなければならないという「悪魔の証明」を迫られた元社長。立ちはだかる刑事裁判有罪率99.9%という刑事裁判の壁。判決後に改めて松原氏に話を聞いた。