ついに警視庁に「ロックオン」された大物衆議院議員の名前

7月の衆参ダブル選も囁かれる中で…
時任 兼作 プロフィール

だが、L社への高額な金利の影響で各社の融資金は契約通りに返済されず、事態は紛糾。そうしたなか、F部長はこっそりと退職届を出して姿を消し、東レ側の呼び出しにも応じなくなってしまった。

窮したのはO社だった。東レと借入先との間に挟まれ身動きが取れず、代わりに一連の経緯資料を各社に開示、状況説明に努めた。

 

非弁活動

そして、年が明けて今年2月。にわかに事が動き出した。

「あの名門企業の東レが架空売り上げを計上して粉飾決算をしている!」――そんな話がメディアを駆け回った。裏付けとなる資料も流布されたのである。

直後、東レが火消しに動いた。警視庁幹部が続ける。

「2月12日、東レは警視庁中央署に、『Fの独断による不正取引が行われた』として告訴状を提出したが、それによって断片的にしか聞こえてきていなかった事件の構図が明らかになった。

これを機に内偵を開始すると、資金を融資した業者の悪質な貸付実態や関係者の過去の犯罪などが判明すると同時に、弁護士資格のない者が借金取り立てを行う『非弁活動』、すなわち弁護士法に抵触する行為の数々の証拠まで出てきた」

貸金業登録もせず、法外な金利で貸し付けをしているその業者については、下記のような実態が確認されたという。

・悪質として知られる業者が実際の資金提供者で、その代表者は過去に摘発されたこともある人物であった

・グループの一員と見られる会社がさらに東レを揺さぶろうとした動きがあった

・暴力団関係者との交流があった

一方、秋元議員の「非弁活動」疑惑についても、以下のような証拠が押さえられたとされる。

・秋元議員への依頼状

・取り立てを迫る通話記録

・秋元議員への回答書

などなどだ。

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