6月10日 北陸トンネル開通(1962年)

科学 今日はこんな日

地球のみなさん、こんにちは。毎度おなじみ、ブルーバックスのシンボルキャラクターです。今日も "サイエンス365days" のコーナーをお届けします。

"サイエンス365days" は、あの科学者が生まれた、あの現象が発見された、など科学に関する歴史的な出来事を紹介するコーナーです。

この日、北陸本線敦賀(つるが)~南今庄(みなみいまじょう)間に、当時日本最長の鉄道トンネルとして、総延長1万3870mの北陸トンネルが開通しました。

着工は1957年。急勾配が続き補助機関車を必要とするなど、輸送上のネックだった区間を解消することが目的でした。

破砕帯(細かく砕かれた岩の隙間に、地下水を大量に含んだ軟弱な地層)や湧水で工事はたいへん難航しましたが、ここでの技術経験が、東海道新幹線のトンネル工事に活かされることになったそうです。

北陸トンネル工事中の北陸トンネル Photo by Kodansha Photo Archives

北陸トンネルといえば、1972年11月6日には、トンネル内で列車火災が発生し、死者30名を出す北陸トンネル火災事故が発生しています。この事故を契機として、建材の難燃化、消化器の増備、トンネル内避難通路の整備など、鉄道トンネル火災の対策が進みました。

2012年より北陸新幹線の新北陸トンネルの工事が、福井県南越前町奥野々から敦賀市樫曲にかけて(総延長1万9475m)進んでいます。

関連の日:12月29日 上越線の清水トンネル貫通(1929年)

上越国境の清水トンネルは、北陸トンネルが1962年に開通するまで日本最長のトンネルでした。