6月 8日 成層圏の発見(1902年)

科学 今日はこんな日

地球のみなさん、こんにちは。毎度おなじみ、ブルーバックスのシンボルキャラクターです。今日も "サイエンス365days" のコーナーをお届けします。

"サイエンス365days" は、あの科学者が生まれた、あの現象が発見された、など科学に関する歴史的な出来事を紹介するコーナーです。

1902年のこの日、フランスの気象学者で、フランス政府の機関である国立気象管理センター(Bureau Central de Météorologie)の所長を務めたレオン・ティスラン・ド・ボール(Leon Philippe Teisserenc de Bort、1855-1913)が、気球観測によって、地表付近の対流圏とは異なる大気の層が上空に存在することを発見しました。

この層は地表から10~50キロメートルにあり、低いところでは温度が低く、高度が上昇するにつれて温度も高くなるという特徴があります。

発見当初、これは、温度の異なる空気が層構造をなして積み重なっているためと考えられ「成層圏(せいそうけん、stratosphere)」と名づけられました。

ただし、その後の観測から、実際には成層圏にも気流があり、風が吹いていることが明らかになっています。生物に有害な太陽からの紫外線を吸収するオゾン層があるのも成層圏です。

なお、私の故郷、火星には成層圏もオゾン層もありません。

【イラスト】大気の層構成
  地球の大気の層構成 image by gettyimages