6月 7日 建築家のC・R・マッキントッシュ誕生(1868年)

科学 今日はこんな日

地球のみなさん、こんにちは。毎度おなじみ、ブルーバックスのシンボルキャラクターです。今日も "サイエンス365days" のコーナーをお届けします。

"サイエンス365days" は、あの科学者が生まれた、あの現象が発見された、など科学に関する歴史的な出来事を紹介するコーナーです。

アール・ヌーボー風の有機的なデザインや、植物や人体に基づく曲線を追究した家具デザイナー・建築家のチャールズ・レニー・マッキントッシュ(Charles Rennie Mackintosh、1868-1928)が、この日、スコットランドのグラスゴーに生まれました。

【写真】ウィロー・ティールーム
  初期のデザイン、ウィロー・ティールームズ( Willow Tearooms)。いわゆる19世紀末的な雰囲気が良く出ている photo by gettyimages

マッキントッシュは、建築家のもとで働きながら、グラスゴー美術学校でデザインとアートを学び、有機的な曲線を用いた家具、古代ケルトのモチーフを用いた工芸品などを発表しました。

また、ウィリアム・モリス(William Morris、 1834-1896)が主導した、伝統的な職人芸や手仕事による美しい日用品・デザインを生活空間に取り入れる「アーツアンドクラフツ運動(Arts and Crafts Movement)」の推進者としても知られています。

【写真】ヒルハウスの椅子
  有名なヒルハウスの椅子。家具のデザインなどにも多くの名作を残した photo by gettyimages

28歳の時、母校、グラスゴー美術学校の新校舎の設計コンペに優勝しました。完成した校舎は、歴史的建造物として大切にされてきましたが、2014年に火災で一部焼失してしまいました。修復のため長く工事を続けていましたが、なんと、再オープンを目前にした2018年、再び火災にあってしまい、修復した箇所の多くが損傷を受けたといいます。

非常に貴重で、エントランスの曲線など、何よりも美しい建物ですので、どうか再建して、末永く遺していってほしいと思います。

【写真】校舎エントランス
【写真】2018年の火災による被害
   印象的なエントランスのデザインのグラスゴー美術学校の校舎(上、2014年の火事以前の姿)と、2018年の火災による被害 photos by gettyimages