6月 6日 上高地の焼岳が大噴火(1915年)

科学 今日はこんな日

地球のみなさん、こんにちは。毎度おなじみ、ブルーバックスのシンボルキャラクターです。今日も "サイエンス365days" のコーナーをお届けします。

"サイエンス365days" は、あの科学者が生まれた、あの現象が発見された、など科学に関する歴史的な出来事を紹介するコーナーです。

この日、1907年ごろから活動が活発になっていた長野県安曇野の焼岳(やけだけ)が大噴火し、流れ出た溶岩流が梓川(あずさがわ)をせき止めたことで、大きな池が形成されました(堰止湖)。

大正4年にできたことから「大正池」と命名されたこの池は、穂高岳を背景に立ち枯れの樹木が林立する異様な風景を作り出し、その後、有名な観光スポットとなりました。

【写真】大正池大正池。背後の山が噴火した焼岳 photo by gttyimages

大正池は当初、南北1540メートル、東西約250メートルもあったそうですが、梓川からの堆積物によって徐々に縮小し、現在はかつての約3分の1の面積になっています。

堆積は現在も続いており、観光資源の維持と、水力発電の調整池として利用するために、土砂を取り除く作業が毎年行われています。これをやめてしまえば、10年以内に池は土砂で埋まってしまうとも言われています。

数万年もかけて湖底の地層が形成される場所がある一方で、地形がこんなに急速に変わっていくところもあるなんて驚きです。