思い浮かべた数字を即、当てます! 「数学マジック」の奥深き世界

仰天!「覚えて帰ろう〈雑学数学〉」
横山 明日希 プロフィール

そのためには、カードの上と左に、「ある数」を書き足します。

青字で書いた数はどういうルールで書かれたものでしょうか。

気づいた人もいるかもしれませんが、タテに並ぶ青い数とヨコに並ぶ青い数から1つずつ数を選んで足してみると、表の数字に対応するようになっています。たとえばタテの列の4と、ヨコの列の3に注目したときに、4+3=7となるように表が対応します。

このことが先ほどの4つの数の合計にどう影響するのか、先ほどの操作に沿って説明しましょう。1つ目の数として1を選んだときに何が起きていたかを見ると、このようになっていました。

青字に注目すると、タテの「0」に対応する数が1以外すべて線により消され、ヨコの「1」に対応する数が1以外消されています。続いて2つ目に8を選んだときに何が起きていたかを見てみると、タテの「4」の列とヨコの「4」の列が消されることになります。

3つ目、4つ目に残されたタテの数は「8」と「12」、ヨコの列は「2」と「3」になります。どの順番で次の数を選んでも、青字の数はちょうど1回だけ使われ、2回使われることはないことが分かるでしょう。

したがって、「どのように4つの数を選んだとしても、青字の8つの数を1回ずつ使うことになる」ということです。

こうして、4つの数の合計は、青字の数をすべて足した、

「1+2+3+4+0+4+8+12=34」

に必ずなるのです!

非常に論理的で、シンプルな仕掛けによって成り立っている数学マジックということがご理解いただけけたでしょうか。

冒頭でも紹介しましたが、数学マジックにはほかにもまだまだ多彩なマジックがあります。今回は「仕掛けがおもしろく、操作がシンプル」なマジックをご紹介しましたが、興味を持った方は、ぜひ「数学マジック」というジャンルをもっと掘り下げていってみてください。

たくさんの感動的な世界が待っているはずです!

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