フリーアナウンサー、中村仁美さんの連載「騒がしくも愛おしい毎日」(毎月第1水曜日更新)。現在、夫・さまぁ~ずの大竹一樹さんとの第3子を妊娠中の中村さん、予定日を今月に控えています。小学2年生の長男くんと幼稚園に進級した次男くんも楽しみにしているとか。

実は中村さんは生き物が苦手。お魚をさばくどころか、触るのも恐々だとか。しかしそんな母の長男くん、「釣り」に興味津々で……。

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いよいよ出産の時が……

6月。いよいよ出産の時が近づいてきました。
と、その前に自分の40歳の誕生日がやってくる予定なのですが……
高齢ということで過去2回の妊娠と比べ、常に“心配”がつきまとい、今までになく慎重に慎重を重ねやっとここまできた、という印象です。

そして今回はとにかくつわりが長く酷いです。未だに続いています。
同じ夫との同じ性別の子供を宿しているのに、毎回まったく違う妊娠中の体調。
妊娠ってやはり神秘ですね。

すでにお腹はパンパン、胃は圧迫されどの体勢でも気持ち悪く、体は常にだるくて夜は眠れないほど胎動も激しいというのに…なぜか未だにもう一人生まれてくるという実感がわきません。

実感がないのは私だけでなく家族も同じようで……。
誰もがドキドキワクワク多少の緊張感もなく、いつも通りの毎日を過ごしております。

いつもと変わらない日常。お休みの日に、みんなで動物園へ…… 写真提供/中村仁美

生物が苦手な母と釣りが好きな息子

さて今回はまもなく三兄弟の“長”になろうとしてる長男のお話です。
なんのきっかけかは分かりませんが、長男は釣りにはまっています。
借りてくる本は『初めての海釣り』『川釣りにチャレンジ!』『深海生物』など……釣りがらみばかり。去年のクリスマスのプレゼントも釣りのゲームでした。

ところが実際の釣り経験はと言うと……

初めて釣りをしたのは幼稚園時代。

家族旅行で牧場に寄り、そこで申し訳程度に併設されていた釣り堀でやっとの思いでニジマスを一匹。その場で串に刺してもらい、焼いて食べたのが最初です。
その時、串に刺されながらも熱さでピクピクと動くニジマスが、徐々に力尽き焼きあがる様子を神妙な顔つきでじっと見ていた長男。

「だから、命を頂きます、いただきます、って言うんだね。残さず食べなきゃね。」
と言う私の言葉に、普段魚料理が苦手な長男が、一口も私たちにくれることなく一人で全部食べ尽くし「美味しかった」と一言。

親にとってはとても思い出深い瞬間だったのですが、同じ牧場内の羊と山羊が放し飼いにされている触れ合い広場で、生き物が大の苦手な私とまだヨチヨチ歩きの次男が泣きながら走り逃げまどう姿の方が、長男にとってはよほど記憶に残ったようで、帰宅後は、絵日記やアルバムを見るたびに笑いながらその時の私たちの情けない姿の話ばかりをするのでした。

あれから、釣り堀には数回足を運びましたが、ルアーなどを使う本格的な釣りに行くことはなく……それでも日に日に長男の釣りへの興味は増すばかり。学校でも、趣味は釣りです、と言っているようで、なぜ好きなのかという問いに、何が釣れるか分からないのでドキドキするからです、と、もはや妄想で答えるという(笑)。

そもそも息子は私の影響から生き物が苦手、多分魚を触れないはずじゃないかな??